ペット

マサムネのお話。

今日は先日予告した、マサムネのお話です。
といっても、スピッツではなく、昔買ってた金魚のことです。

マサムネは、私が3歳くらいの時に、近所の縁日で釣ってきた金魚。
縁日の金魚はアタリ・ハズレがあるらしく、大抵は一週間くらいで
死んでしまうらしいのですが、私はアタリを引いたらしく、
5〜6匹が15年ほど、生きてました。
マサムネはその中の一匹。

実はちゃんとした名前がついていたのは、マサムネただひとり。
他は一番大きいのは「ボス」、三番目に大きかったのが「おねえちゃん」。
あとは名無し。
どうして、マサムネだけ贔屓したかというと、彼には障害があったからでした。

釣ってきた時から、片目のない金魚でした。
一緒の水槽で飼っていたのですが、金魚同士でも異端は嫌うらしく、
いつでも仲間はずれにされていました。
エサを食べにいってもボスに阻まれて、いつも食べられない。
家族みんなで「頑張れ」と励ましていたのですが、
いつも一人で隅っこにいる、かわいそうなヤツでした。
だもんで、体も一番小さいまま。きっと長生き出来ないんだろうね、なんて
心配していたのですが、結局12年くらい生きたツワモノです。

名前は父親がつけました。片目がないので「独眼竜正宗だな」といって、
そのままマサムネ。
小さな水槽の中の社会は、ボスが率いるグループに入れないマサムネ。
そんな小さなマサムネを守るように、いつでも傍にいる金魚がおねえちゃんでした。
面倒見がいいので、なんとなくおねえちゃん。メスかオスか分からないんですが。
(マサムネも、もしかしたら女の子だったかも・・・)
おねえちゃんは、マサムネがエサを食べられるように、体を張ってボスグループに
突っ込んでいってくれたり、マサムネと一緒にエサを食べずにいたりしてました。
金魚ってきっと脳みそなんてすごくちっちゃいんだろうけど、
そんな人間みたいなことをするんだなあ、と子供心に感動。

水槽の隅っこで一人浮かんでいるマサムネは、家族に一番愛されていました。
みんな、水槽の前を通ると「マサムネー」と言ってコンコンと水槽を叩く。
マサムネはこっちを向いて口をパクパクさせていました。
私たちの愛情に答えてくれたのかな。頑張って長生きしてくれました。

案外ボスは早死にで(と言っても10年くらい生きてました)ボスが死んでしまった
後も、マサムネはやっぱりエサをあげても、近くにはいかない。
みんなが食べ終わった頃に、ふわりと水面に上がってきて、
皆の食べ残しをポツリポツリと食べていました。

そんなマサムネが死んでしまった時は、一番手厚く葬ってあげました。
ちゃんとお線香まであげて。
今は幸せになってるかな?ちゃんとご飯食べてるかな?

・・・・・・今、ふと思ったのですが・・・・・・。
ロマンのない話をしますが。
もしかしたら、マサムネは私たちがあげてるエサが嫌いで、
水中のプランクトン食べて生きていたのかも・・・・・・・・。
そして別にいじめられていたわけではなく、孤独が好き・・・・?
えーうそだー。きっと違う。マサムネはいじめられていたんです。
そして家族の愛情に答えてくれたのです!!
そっちの方が美しい・・・(涙)

今日はそんなかんじでした。

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